訪問診療は、「身体が弱って病院への通院がむずかしくなった」、「病院ではなく自分の家で療養したい」と思っている方の自宅に、医師が定期的(月に1~4回程度)に訪問をして診察することです(年齢は問いません)。
在宅療養支援診療所は、在宅で療養をされる方のために、24時間責任をもって診療にあたる診療所で、国から認可される病院・医院の施設基準のひとつです。
在宅療養支援診療所には、下記のような体制が義務づけられています。
- 医師または看護師が、患者さんおよびその家族と24時間連絡をとれる体制
- 求めに応じて24時間往診の可能な体制
- 24時間訪問看護のできる訪問看護ステーションと連携する体制
- 緊急時は連携する医療機関において検査・入院時のベッドを確保、その際には円滑な情報提 等
在宅ホスピスとは、ご本人が住み慣れた場所(自宅)で最期まで過ごせるためのケアを「全人的」な視点で提供していく考え方です。
最期まで尊厳ある生を全うしていただくためには、病気がもたらす身体の痛みを和らげるだけでなく、精神的な苦痛、社会的苦痛、スピリチュアルペインも含めた、「全人的」な視点のサポートが必要と考え、その実践を心がけます。
※「ホスピスケア(緩和ケア)」は終末期やがん患者さんだけでなく、幅広く適用されるべきケアだと当院では考えます。
ご本人・ご家族を含め、地域の医療・介護・福祉の専門職が互いに連携して一つのチームをつくり、適切なケアを提供していきます。
連携をしている主な職種
訪問看護師、ケアマネジャー、訪問薬剤師、訪問歯科医、訪問介護士、福祉用具会社など